[月刊経済]JMS、チョン・ミョンソク控訴審再開1審判決、核心争点が揺れるか

– 1審の裁判証拠採択手続き上の問題点を指摘
-「録音ファイル」被告人の防御権のためにCDの謄写が必要
– JMS弁護人「月明洞現場検証」の必要性要請

5日、大田(テジョン)地裁·高等裁判所第3刑事部(キム・ビョンシク部長判事)の審理で、キリスト教福音宣教会(通称JMS)の鄭明析(チョン·ミョンソク)牧師の初の控訴審が開かれた。 この日、チョン牧師弁護人側は「事実関係および法理適用」が間違っているという控訴理由を説明して始まった。

3月1日、ネットフリックス本社を相手に損害賠償請求訴訟が受け付けられたと知られた中で、この日チョン牧師弁護人側でも「事実確認ができないネットフリックス私は神だドキュメンタリー映像により、1万件以上の否定的報道と共に不利に形成された世論が判決に影響を与えたようだ」として世論裁判に対して言及した。

注目すべき点は同日、裁判所が証拠採択手続き上の問題と最高裁判例によって証拠能力がないにもかかわらず証拠として採択したことについて指摘し、これに対して検事側の意見があれば明らかにしてほしいと注文した。
続いて被害者の陳述だけがあり、原本がない状態で告訴人が被害現場で録音をしたというコピー「音声録音ファイル」を押収する過程で、共通的にフォレンジック専門家が皆参加しなかったことに対して適法手続きが疑われると指摘した。

この日、裁判所は「音声録音ファイル」に対して被告人弁護人側のCD謄写要請に対しても必要性があるという立場を明らかにしたが、検事側は2次加害被害に言及し、そうすることはできないと主張した。 しかし、裁判部は「被告人の防御権保護のために謄写するのが原則だ」とし、「これは裁判部の判断事項だ」と一蹴した。

また、1審判決文で最高裁判例を引用するにあたって、法の解釈が間違っているという指摘と共に、判決過程での証拠採択手続き上の問題と音声録音ファイルの謄写要請、被告人側の現場検証要請事項が受け入れられる場合、核心争点事項として浮上するものと注目される。

キリスト教福音宣教会(通称JMS)のチョン·ミョンソク牧師の共犯として拘束された女性幹部たちに裁判所が7年、3年などの懲役を宣告し、宣教会の平信徒で構成された信徒協議会が強く異議を提起した。

同日6日、大田(テジョン)地裁·高等裁判所第1刑事部(パク・ジンファン部長判事)の審理で、共犯と幇助犯の容疑で裁判を受ける女信徒牧師らに対しても、最終公判があった。

同日、検事側は「1審と同様、正犯に対して性犯罪に加担した情況が確認される」とし、結審公判でも1審の時と同じように主張したが、既存の供述以外には追加証拠は提示できなかった。

共犯と幇助の疑いで裁判を受けている女性信徒牧師の弁護人は、2時間ほどの最終弁論を通じて、検事側の主張に対して幇助行為成立関連法律違反、事実誤認を指摘し、無罪を強く主張した。

4人の女性信徒牧師全員がチョン牧師の犯行を知らないだけでなく、見たことすらないと言ったが、真実の脈絡を考慮せず、むしろ被害者の陳述の矛盾点については1審で判断しなかったと主張した。


また、被害者の供述が汚染された可能性を提起し、反JMS団体を運営していたキム教授が宣教局長を歴任した被告人A氏に接触した事実と、オーストラリアの女性信徒が法廷陳述の際にキム教授を呼んでほしいと言ったという点を根拠に挙げた。 そして、キム教授がJMS関連の放送制作にも参加したことから、被害者の供述が汚染される可能性があると主張した。

被告人である女性信徒牧師の最終陳述でも被害者が「被害事実があったと主張した日から拘束される前までチョン·ミョンソク牧師の性犯行があったのを見たことがなく、もし犯行事実を目撃したとすれば、すでに宣教会を脱退しただろう」と最後陳述した。 弁護人でさえ、「そのような事実があったと思ったら、被告人たちにむしろ自白させ、減軽のための弁論をしたはずだ」とし、強く無罪を主張した。


これら共犯と幇助犯に対する最終控訴審宣告は4月12日金曜日午前に指定した。

記事原本 : [月刊経済] http://www.economicmagazine.co.kr/news/articleView.html?idxno=286980

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