[チュンド日報]控訴審裁判所、JMSチョン·ミョンソク牧師告訴人提出録音ファイルのコピー許可

専門家の鑑定進行中、鑑定結果によって裁判の行方に注目

チョン·ミョンソク牧師関連事件1審を宣告した大田地方裁判所

キリスト教福音宣教会(JMS)のチョン·ミョンソク牧師の控訴審が進んでいる中、5月3日、告訴人Aさんが提出した録音ファイルをチョン牧師側の弁護人がコピーし、専門家の鑑定を依頼したことが明らかになった。

4月16日、チョン·ミョンソク牧師の控訴審2回目の公判で、裁判所は香港国籍の告訴人Aさんが提出した録音ファイルのコピーを許可した。

この日、チョン氏側の弁護人は「該当ファイルは原本がなく、録音ファイルのコピーが存在するが、同一性を確認するためには録音ファイルのコピーが必要だ」と裁判所に要請した。
これに対し裁判所は「被告人の防御権のために特別な事情がなければ閲覧・コピーを許容するようになっている」として録音ファイルコピーを承諾した。

97分分量の録音ファイルは告訴人Aさんが提出した物証で、Aさんは2021年9月錦山月明洞自然聖殿内の建物でチョン·ミョンソク牧師と面談過程中に録音したと主張している。

この録音ファイルは2022年JTBCニュースと2023年ネットフリックスで放映された「私は神だ」で核心部分がすでに公開され、これによってチョン牧師は社会的に指弾の対象になった。

この間、JMS信徒たちは「私は神だ」で事実を歪曲した部分があると説明し、録音ファイルもチョン牧師の普段の音声ファイルを精巧に組み込み、字幕まで捏造して性暴行状況が連想されるようにした資料だと主張してきた。

告訴人のAさんが提出した録音ファイルに対する専門家の鑑定結果によって、チョン牧師事件の裁判の行方が大きく変わるものとみられる。

一方、月刊女性時代は2024年4月号カバーストーリーで「社会正義活動家の姿をした反JMS活動家B氏の醜悪な素顔」というタイトルの記事を扱い、企画告訴が濃厚だという疑惑を提起した。

このメディアの報道によると、B氏はチョン牧師事件の被害者という告訴人たちを前面に出し告訴を主導し、過去にも20億ウォンという巨額の合意金を要求したが断られて偽りの告訴事件を起こしていたことが明らかになった。

今回のチョン牧師事件の告訴人たちの背後にB氏という特定人物がいたということだ。常習的な恐喝と脅迫、名誉を毀損したことで数回起訴された前歴のあるB氏が、キリスト教福音宣教会とチョン牧師を害そうとする一部の内部協力者らと結託して告訴人たちを扇動し、被害者A氏が「時を待った」と明らかにしたように多分に企画告訴の意図が濃厚だったと指摘した。

B氏はキリスト教福音宣教会の脱退者コミュニティでも被害者を募集すると公示し、絶えず事前に謀議し金銭的な訴訟まであおったということだ。

B氏は社会正義活動家としての姿で30年近くJMS被害者を助けると言うが、実状は彼らを前面に出して偽りで性関連事件を絶えず起こし、裏では巨額の合意金を要求してきたと報道した。この事実は公証をした反省文と自筆手紙、20億ウォンを要求する録音記録などが公開されて明らかになり、キリスト教福音宣教会の信徒たちは最近B氏を弁護士法違反で告発した。

宣教会の信徒たちは2022年11月15日、B氏がチョン牧師から性的被害を受けたと主張する外国人女性2人を代理し示談金名目で計6億ウォンを受け取ったと主張した。弁護士でないにもかかわらず、第3者に金品を供与させることを約束し、法律事件に関して和解行為を斡旋し、これに2023年12月初めに多くの信者がB氏を弁護士法第109条違反の疑いで告発した。

この過程で巨額の資金がどこに消えたのか疑惑が増している。

B氏を告発した信徒たちは「B氏は6億ウォンに対する海外送金内訳を全く出しておらず、法務法人Cを通じて海外にいる彼らに送金したと主張する」とし、明白で公正な捜査を要求している。

記事原文:[チュンド日報]https://www.joongdo.co.kr/web/view.php?key=20240516010004419

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