JMSキリスト教福音宣教会信徒協議会の信徒300人余りが参加する中で15日、龍山大統領室前でチョン·ミョンソク牧師に対する公正な裁判を要求する集会を開くと共に、大統領室に嘆願書を提出した。この日の集会は、新東亜放送を通じてリアルタイムで中継された。
信徒協議会代表クァク·ドンウォン牧師は集会で「チョン·ミョンソク牧師も大韓民国国民の一人として世論裁判、宗教裁判に傾いた裁判ではなく、公正な裁判を受けなければならない」とし、「チョン·ミョンソク牧師の無罪が立証されるまで、物的·精神的被害補償と踏みにじられた名誉回復のために正当な方法を全て動員して対応する」と明らかにした。
集会に共に参加した超宗教超教派協議会会長であるキム·ドクヒョン牧師は大統領に提出する訴求文を通じて「チョン·ミョンソク牧師はフェイクニュースの最大の被害者だ。フェイクニュースをまき散らし、偽りで告訴事件をけしかけチョン·ミョンソク牧師と本宣教会を害した反JMS活動家たちと反対勢力、MBC放送社に対する徹底した真相調査を通じて真実を究明してほしい」と要請した。
チョン·ミョンソク牧師の弁護人側は22日、1審判決宣告期日が指定されたが、検事側から奇襲的に結審公判を1週間後に控えて追加証拠を提出したと知らせてきた。このため、被告側弁護人は直ちに検事側の追加証拠に対する閲覧謄写を申請していたが、結審公判期日前日午後4時頃に受け取ったため実質的に被告側の防御権が全く保障されなかったと主張した。
それと共に「この事件の実体を把握するためには同じ証拠でもこれを正確な見解と両側の立場を全て聞いて判断しなければならないにもかかわらず、検事側は一方的に有利な証拠だけを選別提出し実体が歪曲されている」と抗議した。
一方、チョン·ミョンソク牧師を告訴したP氏は「チョン·ミョンソク牧師から強制セクハラを受けて困惑し羞恥心を感じていたため、長い期間、月明洞の訪問を控え、宣教会の教えに懐疑を感じていた」と主張したことがある。しかしセクハラを受けたと主張した後も信仰生活を続けており、数回にわたって月明洞を訪問した事実とチョン·ミョンソク牧師に会った事実が明らかになり、虚偽事実を証言したことに対して偽証罪で告発された。
関係者は「チョン·ミョンソク牧師がメシアであり、神格化された存在だったので簡単に会えなかっただけでなく洗脳されたという論理が必要だったのだろう」と告訴人P氏が偽証した背景について推測した。
宗教的な特殊性を考慮しても、今回のチョン·ミョンソク牧師の裁判過程はひときわ多くの部分に対して疑惑が解消されなかった。このような状況で1審判決が下される場合、今後大きな波紋が予想される。
記事原文:[慶北新聞]http://www.kbsm.net/news/view.php?idx=415894