[パブリックニュース]ネットフリックス「私は神だ」、代役をJMS性被害者と偽って論難

俳優A氏「MBC外注業者、約束を破って代役表示しなかった」
「MBCと外注業者側に代役表示、数回抗議したが黙殺…···字幕修正してほしい」

ニュース1

ネットフリックス「私は神だ」JMSチョン・ミョンソク編で性被害者(元JMS報告者)として出演した人が、代役俳優だったことが明らかになった。 「私は神だ」というドキュメンタリーシリーズで過去MBC PD手帳(プログラム名)で取材、放送された内容にインタビューを加えて拡張して作ったドキュメンタリーだと知られており、論難が予想される。

パブリックニュース取材を総合すると、俳優A氏は2022年3月頃MBC-ネットフリックスオリジナル<私は神だ>側(以下「製作会社」)から被害者代役提案を受け、出演同意契約を結んだ。A氏によれば、製作会社側は被害者代役として出演するA氏の肖像権を保護し、字幕に「代役」であることを表記することにしたという。だが、製作会社側は口頭で約束した内容を守らず、実際に作られたネットフリックスドキュメンタリーではA氏を代役ではなく「性被害者、元JMS報告者」として字幕処理して流した。このため、A氏は知人にJMS性被害者と誤認される被害を受けた。

しかし、A氏は法的被害補償を受けるのが難しかった。製作会社側が口頭で説明した「代役表記」と「音声変調」内容を出演同意書に入れなかったためだ。契約書の文句を詳しく見ることができず、製作会社側の言葉だけを信じて出演したA氏は、そのまま被害を抱え込むことになった。

特にネットフリックス<私は神だ>はドキュメンタリーで知られており、大多数の視聴者は出演者が実際の被害者だと認識するようになり、これによってA氏のように代役として出演しても字幕に「性被害者」と表記されドキュメンタリー番組の本質を曇らせる論難になっている。さらに、彼らはMBCと締結した出演同意書と契約書の不公正な契約条項と秘密維持条項のため、まともに抗議できない可能性もあると指摘している。  

俳優A氏が締結したネットフリックス「私は神だ」JMSチョン·ミョンソク編の代役出演契約書

俳優A氏が締結したネットフリックスドキュメンタリー「私は神だ」出演契約書。 公正取引法違反の素地があるという論難だ。

MBC「私は神だ」出演者公文書

A氏はMBC側に数回抗議したが、その度に担当PDは回避し、外注製作業者と当時俳優キャスティングを担当したエージェンシー職員がA氏に連絡して「被害補償金を望むのか、お金をさらに要求するならばお金を与える、しきりにMBC側に電話すれば訴訟する」等の懐柔と脅迫をしたという。

また、ネットフリックスコリア側に抗議したが「ネットフリックスコリアはこの部分に対して助けることはできないのでMBC側に話せ」という返事だけを受けた。

A氏は「ネットフリックス<私は神だ>JMSチョン・ミョンソク編に代役として出演したが、製作会社側が性被害者と偽って字幕処理した。」とし、「また事実通り直してほしいとMBCに連絡したところ、MBC側では引き続きお金を要求するのかという返事だけをする。私は一度もお金を要求したことがない」と訴えた。

続けて「私が望むのは被害補償金ではなく、キャスティング当時に約束した通り『代役』と表示することだ。「性被害者 前)JMS報告者」という字幕を除いて、「代役」という文句を入れ、音声変調して私の身分が露出しないようにしてほしい」とし、「ネットフリックスを通して<私は神だ>編が全世界に広がり、ユーチューブにも「短い動画」で広がっており、映画関係者や周辺の知人が私をJMS被害者と誤認する。精神的被害が大きい。俳優のイメージにも打撃を受けており、俳優の職業にも被害を受けている」と訴えた。

A氏は偽りではない事実どおり、字幕に被害者ではなく「代役」と明確に訂正表記することを望んでいる。

法律関係者は「A氏の事情は悔しくて残念だが、上映禁止仮処分申請は難しそうだ。MBC側で今からでも誤りを公表し修正してくれれば良いが、可能か分からない」とし、「契約書に不公正素地は見える。契約事項を綿密に調べ、訴訟を進めるしかなさそうだ」と話した。

一方、多数の性被害者が登場し、当時の状況を直接証言したことで社会に大きな衝撃を与えたネットフリックス<私は神だ>JMSチョン・ミョンソク編は、代役俳優を使っても性被害者と虚偽表記した事実が確認され、ドキュメンタリーとしての信頼性に大きな汚点を残した。

 

記事原文 : [パブリックニュース] https://www.psnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=2025738

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